クロストーク【異業種・異職種出身者編】
異業種・異職種からの転職で見つけた、
「健康を支える仕事」のやりがいとは
株式会社進興メディカルサポート(以下 進興MS)は、健診施設のクリニック運営支援の他、健診機関のプロデュースやコンサルティング、医療システム保守管理など、健診クリニックの事務・経営業務全般を担う企業です。
「医療に携わる会社」と聞いた時、「専門的な知識が必要そう」「未経験でも入社できるのだろうか」と不安に思われる方もいるのではないでしょうか。
今回の座談会では、異業種・異職種から進興MSに転職してきた5名の女性社員に、転職時のリアルな心境や、入社後に感じていることなどについて話してもらいました。
「異業種・異職種から転職して活躍している方々の生の声を知りたい!」という方はぜひチェックしてみてください。

小島
アパレル業界で顧客に向けたマーケティング施策等を経験後、医療業界は未経験の状態で進興MSに入社。
現在は各クリニックのHP制作・運用、マーケティングや広報施策の立案・実施、チラシやDMなどのクリエイティブ制作などに従事。

郷内
飲食店での接客や販売を経験後、医療業界は未経験の状態で進興MSに入社。
現在は健康診断の結果の作成、および法人への報告書作成の他、リーダーとしてメンバーのマネジメントにも従事。

小林
繊維商社での企画職を経験後、医療業界は未経験の状態で進興MSに入社。
渉外サポート、契約の経験を経て、現在は予約課にて顧客の予約管理に従事。

倉上
大学病院での医療事務を経験後、進興MSに未経験の営業職として入社。
既存顧客の対応や、新規顧客開拓に従事。

山下
個人クリニックの受付業務を経験後、進興MSに未経験の人事・総務職として入社。
請求対応の経験を経て、現在は医師や看護師等の医療職の採用や、事務職の採用業務に従事。

「医療業界=堅そう」は、
いい意味で裏切られました。
皆さん異業種からの転職、あるいは異なる職種への転職とのことですが、入社前は「医療業界」や「進興メディカルサポート」に対してどんな印象を持っていましたか?
実際に入社してみてからの印象も合わせて教えてください。

小島
医療機関は少し堅い雰囲気なのかなというイメージがありました。前職がアパレル業界で自由な雰囲気だったので、入社前は少し構えていた部分もありましたね。実際に働いてみると、社内の事務職や現場の医療職の方々だけではなく、外部の企業様とやり取りする機会も多く、思っていたより「会社的」な環境でした。自由度も高く、前職の経験を生かせる場面が多いと感じています。

郷内
私は単純なルーティンの事務作業をするのかなと想像していましたが、実際は想像以上に動きが多く、現場との連携が欠かせない仕事でした。個人情報を扱う責任もあり、常に丁寧さとスピードを求められます。「事務職=静かな仕事」と思っていたので、良い意味でギャップを感じました。

小林
私は予約の仕事と聞いて、最初は美容院や飲食店の予約のようなイメージを持っていました。でも実際は、健康診断の予約はまったく別物でした。健康保険組合や企業、年齢ごとに条件が異なるなど、想像以上に奥が深い仕事でした。また、オフィスと健診フロアは明確に分かれているため、医療機関というよりは「企業の一員」として働いている感覚が強いです。

倉上
私は営業職なのですが、最初は既存のお客様に決まった内容で営業することが中心だろうと思っていました。しかし実際には、新しい法人のお客様を開拓することも多く、提案次第で可能性が広がる面白さを感じています。自分たちのクリニックのことをどう表現をしたらお客様に魅力的に伝わるのだろうか?ということはチームでも自身でも常に考えています。自分で工夫できる余地も大きいと感じます。

山下
母が医療職だったので、医療機関の雰囲気はある程度想像できていました。ただ、人事・総務として働いてみると、「会社の仕組み」を整える仕事という印象です。職種上、求職者の方とお会いすることが多く、その際に「働くには専門知識が必要ですか?」と聞かれることも多いですが、実際は未経験で入社される方も多くいます。異業種からの転職でも挑戦しやすい環境だと思います。

「最初は不安」が、当たり前。
でもちゃんと支えてくれる人がいる。
入社当初はどんなことに戸惑いましたか?

小島
広報業務を担当しているので、医療広告ガイドラインの理解は最初の壁でした。医療分野では一つの言葉に大きな責任が伴うため、扱う言葉には慎重になる必要があります。悩んだり、不安な時期もありましたが、過去の資料を見たり先輩に相談したりしながら、日々業務を進めています。また、クリニックのオープン準備などを通して部署や拠点を越えて関わるうちに、困ったときに頼れる仲間が増えていきました。

郷内
私も入社当時は医療用語も全く分からない状態で、全てが手探りでした。それでも、分からないことは先輩に聞いたり、医療現場のスタッフに確認したりしながら、自分でオリジナルのノートを作ることで一つずつ覚えていきました。部署の中で「学び合う文化」が自然に生まれていて、みんなで支え合って成長できたことが印象に残っています。

小林
予約の業務には専門システムの操作や個人情報の管理が必要など、覚えることが多かったので慣れるまでは少し大変でした。ただ、組織内でのWチェックの体制が整っているので、安心して取り組める環境となっていることはありがたかったです。最終的には自分で覚えて場数を踏むことが大切ではありますが、分からないことはすぐ聞ける雰囲気もあり、「一人で抱え込まなくていい」と思えたのは大きかったです。

倉上
私は初めての営業職だったのですが、入社前は楽しみな気持ちが強かったような気がします。最初は担当企業の要望をすべて把握するのが難しかったですが、上司の商談を隣で聞くうちに「言葉の使い方」や「提案の流れ」が少しずつ身についていきました。半年ほど経った頃、自分でもお客様との会話が自然にできるようになり、ようやく自信が持てた気がします。

山下
前職が個人クリニック出身だったので、会社のルールや制度に慣れるのが大変でした。採用一つとっても、入社後の育成やフォローまで見据えて考える必要があります。分からないことはその都度上司に相談しながら、少しずつ点と点の理解を線にしていったようなイメージです。聞いたり聞かれたりを繰り返しながら、チームで成長していけるのがこの会社の良さだと思います。

「人の健康を支える」
という共通のやりがい。
業務内容はそれぞれ違いますが、やりがいを感じる瞬間はどんなときですか?

郷内
私たちが扱うのは、受診者様の大切な「健康情報」です。どんなに小さなミスも許されないので、正確さとスピードを常に意識しています。私は、健康診断結果のレポートが私たちの会社の商品だと思っています。正しい結果をきちんとお返しすることで、受診者様にとってははじめて健診を受けた価値を受け取ったという状態になるので、とても重要な仕事を担っていると思っています。お返しした結果に対して、「精密検査をするための紹介状がほしい」「画像がほしい」等のお問い合わせをいただく機会もあるのですが、できる限りお客様のご要望に応えられるように各所を調整することも仕事のひとつです。その結果、「迅速に対応してもらえたので未然に病気を防ぐことができました」というお声をいただいたときは、本当に嬉しいですし、やりがいを感じます。

小林
契約業務は、お客様からは見えにくい仕事です。けれど、契約内容や予約条件を間違いなく適切に整備しておくことで、現場や営業の方々がスムーズに動けます。自分が作った土台の上で業務が正確に進んでいくのを見ると、「自分の仕事が周りの仕事の支えになれているんだ」と実感できます。裏方の作業ではありますが、 健診の根本を支える仕事ができていることが、やりがいだと感じています。

倉上
営業は結果が数字で表れる分、プレッシャーもあります。でも、自分が提案した企業が契約をしてくださり、無事に受診が終わった後に、「あなたの会社にお願いしてよかった」「現場の方の対応も良かった」と言ってくださると、報われた気持ちになります。中でも「倉上さんに担当してもらえてよかったです」と言ってもらえたときには、本当に嬉しい気持ちになります。要望調整など大変な場面も多いですが、相手の立場を理解して話せるようになると、関係性がぐっと深まります。健診という無形のサービスを扱うからこそ、「人」として信頼される喜びがあります。

山下
健診を円滑に運営するために、必要な人材を採用することが私の役割だと思っています。時期などの問題で急な増員が必要なタイミングもありますが、無事に採用が完了し、現場がスムーズに動いていると大きな達成感があります。「採用を頑張ってくれてありがとう」「おかげで助かりました」と現場から声をかけてもらうと、自分の仕事が確かに役に立っていると実感します。あとは、自身が採用に関わった方が受診者様のアンケートで名前を挙げて褒められているのを見ると、採用の過程を知っている分、努力がつながったようでとてもうれしいです。

小島
「クリニックや健診について魅力的に伝える」ことに面白さを感じています。最近は、人間ドックのPRにも携わっているのですが、お客様に「ここで受けたい」と思ってもらえるように、どうすれば魅力を正しく伝えられるかを日々考えています。また、情報発信の手段としては、チラシやDMなどの販促物、Webサイトをはじめ、動画での訴求などお客様とのあらゆる接点を模索中です。

「異業種でも、自分の強みを活かせる」
これからの挑戦。
今後、挑戦したいことや目標はありますか?

山下
名古屋では現在、中途採用しか実施していないので、いつか新卒採用にもチャレンジしてみたいなという興味はあります。あとは、もっといろんな知識を学んだり、経験を積んだりしていくことで、一緒に仕事をしている人たちから頼りにしてもらえるような存在になりたいです。

小林
今後は、まだ経験していない「結果業務」に挑戦してみたいです。予約・契約・結果という一連の流れをすべて理解すれば、より広い視点でサポートできると思います。全体を俯瞰して動けるようになれば、周囲からもより頼りにされる存在になれるはず。いつか「健康診断事務のスペシャリスト」と言われるような人材を目指しています。

郷内
後輩が安心して成長できるように、リーダーとしての育成にも力を入れたいです。「いつでも下剋上してくれていい」と思えるぐらい、前向きに挑戦できるチームをつくりたいですね。

倉上
憧れの上司のように、信頼される営業を目指しています。提案内容だけでなく、会話の中で安心感を与えられるような存在に。これからも、自分らしいスタイルでお客様に寄り添いながら、魅力を伝えていきたいと思います。また、札幌や名古屋など、他拠点のメンバーとも一緒にプロジェクトを動かす機会を増やしていけたらいいなと考えています。

小島
自分の軸である「情報発信」の領域をさらに広げたいです。時代の変化に合わせて、新しいツールを柔軟に取り入れていくことが、医療業界の魅力を伝える鍵になると感じています。

異業種だからこそ、
挑戦できる環境がここにある。
医療業界に興味があるけど、自分にできるか不安という人にメッセージをお願いします。

山下
医療業界は景気に左右されにくく、安定した基盤があります。とはいえ、進興メディカルサポートはただ「安定」しているだけではなく、常に変化を取り入れる柔軟さがあります。業界未経験から入った社員も多いので、構えずに飛び込んでみてほしいです。

小林
健診業界は一見堅いイメージがあるかもしれませんが、実際はDX化など新しい試みがどんどん進んでいます。「新しい視点」が求められる職場なので、異業種の経験はむしろ武器になります。これまでのキャリアを活かして、新しい形で社会に貢献したい人にはぴったりだと思います。

郷内
健診という仕事は、人の「健康意識」に直結しています。その意識が自然と自分自身の生活にも影響して、前より健康に気をつけるようになりました。仕事を通じて「どうすれば健康に楽しく生きられるか」を考えられる環境です。明るく前向きな仲間が多いので、きっと安心して働けると思います。

倉上
営業と聞くと個人プレーを想像するかもしれませんが、実際はチームで支え合う文化があります。新しい分野に挑戦する意欲さえあれば、周囲がしっかりフォローしてくれるので心配いりません。「やってみたい」という気持ちを持っている人に、ぜひ来てほしいですね。

小島
「健診」の魅力は、全ての人が「自分ごと」として考えられることだと思います。異業種からでも、自分の経験は必ずどこかで活かせますので、ぜひ積極的にご自身の経験を活かして活躍してください。進興メディカルサポートには、それを受け止めてくれる仲間がたくさんいます。医療という安定したフィールドで、自分らしいキャリアを描きたい──そんな人には、きっと居心地の良い場所になるはずです。
異業種・異職種から転職して活躍している方々に、「健康を支える仕事」のやりがいをじっくりとお聞きすることができました。本日はありがとうございました。