一歩ずつ積み重ねた経験が、未来の自分をつくっていく。
東京運営部 東京契約課
Y.T
PROFILE
勤続22年(2025年10月時点)。中途採用で進興MSに入社。入社後、健診結果票を作成する部門に所属。その後、契約を管理する部門に移動し、課長職として幅広い業務に従事。
進興メディカルサポート(以下、進興MS)で働いている方々は、自分の仕事について、または会社について、どのような印象を抱いているのでしょうか?この記事では、実際に働いている社員のみなさんにインタビューを実施。仕事や会社の魅力について探っていきます。
今回は、東京運営部 東京契約課のY.Tさんにインタビュー。入社以来、様々な業務を経験し、現在は課長としてマネジメントにも携わっているY.Tさんに、入社の経緯や仕事のやりがい、会社の魅力などについてお聞きしました。
偶然の出会いから始まった、医療業界でのキャリア
入社のきっかけを教えてください。
前職では歯科医院で事務や助手の仕事をしていました。もともと医療業界は安定していて、長く働けるのではと感じていました。そのような中で「健診事務」という仕事を知り、調べていくうちに、受診者の健康を支える裏方としての役割に興味を持ちました。
ちょうど転職を考えていたタイミングで進興会(現・進興メディカルサポート)の募集を見つけ、ご縁がつながりました。当時は健診を義務化していても、実施していない事業主も多かった時代。健診のニーズが高まるこれからに、自分の力を生かせそうだと感じたのを覚えています。
今振り返ると、本当に良いタイミングで出会えたと思いますし、あのときの直感は間違っていませんでした。
入社後はどのような業務を経験されてきましたか?
最初は健診結果を作成する部署に配属となり、結果票の確認や入力、発送などを担当していました。細かい作業も多く、スピードと正確さの両立が求められる仕事でしたが、着実に成果を積み上げることでやりがいを感じていました。
数年後には係長、さらに課長へとステップアップし、別部署への異動を経験しました。新しい部署では、業務内容が「受診後」の業務から「受診前」の業務に大きく変わり、システムも一から覚える必要がありました。最初は戸惑いもありましたが、「どうすれば自身や、同じ部署のみんなが動きやすくなるか」を考え、一つずつ整理し、改善を積み重ねていきました。
当時はマニュアルも整っておらず、誰がどの業務を担当しているかすら曖昧な状況。仕事を回すだけで精一杯の中で、自分なりに記録を残し、周囲と相談しながら、仕組みを整えていきました。
新しい環境で、変化を進めていくのは大変ではありませんでしたか?
そうですね。最初から一気に変えるのではなく、まずは「現場の声を聞く」ことを大切にしました。整理整頓や改善が好きなメンバーを味方につけ、少しずつPDCAを回しながら進めていきました。
人の意見を否定せず、やってみて、うまくいかなかったら見直す。その繰り返しで信頼が生まれました。変化に前向きな人を中心に、小さな成功体験を積み上げていくと、次第に「やってみよう」という空気が広がっていきました。
「まずはやってみて、合わなければ見直そう」という柔軟なスタンスが、チームを動かすうえではとても大事だったと思います。
チームで働く楽しさは、「自分のための工夫」から生まれる
チームをまとめるうえで、大切にしている考え方はありますか?
「精神論」ではなく、「自分のためになる」視点を大切にしています。たとえば、「誰でも同じ業務ができるようにしておけば、自分が休みたいタイミングで休みやすくなるよ」と伝えると、目の前の変化に対して納得感が生まれ、自然と協力的な空気が生まれてきます。
「チームのため」よりも「自分のため」と捉えた方が、人は前向きに動ける。結果的にチーム全体の業務効率が上がり、繁忙期と閑散期のバランスも取りやすくなりました。
チームづくりとは、結局「仕組みづくり」だと思っています。自分が楽になる仕組みを考えることが、巡り巡って仲間のためにもなる。そうした気づきを共有することで、みんなが少しずつ主体的に工夫するようになりました。
管理職として、どんなマネジメントを意識されていますか?
今は課長として、若手メンバーが主体的に動けるような環境づくりを意識しています。
たとえば新しい検査の導入などのプロジェクトでは、あえて若手に前面に立ってもらい、私はオブザーバーとして後ろからサポートする立場を取ります。自分の意見を形にし、最後までやりきる経験が、次の自信につながると思うからです。
また、メンバーとは定期的に「アイデア面談」という時間を設けています。一人ひとりと面談し、「どんな小さなことでもいいから、日々の業務の中で改善したいと思ったことを教えて欲しい」と話しをします。みんな最初は遠慮がちですが、実際にそこで話に挙がったアイデアを採用し、自分の手で実行してもらうと、やりがいや達成感が生まれる。そうした成功体験の積み重ねが、チームを強くしていくと感じています。
新しい業務への挑戦に、不安を感じるメンバーに対しては、どのように関わっていますか?
経験の浅いメンバーには、例えば業務経験のある人とペアを組ませ、段階的に任せるなどの工夫をしています。「いきなり一人でやってもらう」のではなく、「見本を見せて、横で一緒にやって、最後に任せる」というステップを意識しています。
また、みんなの前で話す機会も「練習の場」として大切にしています。最初は緊張していたメンバーも、繰り返すうちに自然と自信がついていきます。社内で経験を積みながら、自分の言葉で説明できるようになることが、成長の一番の近道だと思っています。
完璧でなくていい。人の気持ちを理解できる人が、チームを動かす
管理職として大切にしていることを教えてください。
完璧である必要はないと思っています。むしろ、人の気持ちがわかる人こそリーダーに向いている。相手の立場を理解しようとする姿勢があれば、自然と信頼関係は築けます。できないことがあるからこそ、工夫や共感が生まれる。そうした「人間味のあるマネジメント」を大事にしています。
私自身、最初はマネジメントを強く志していたわけではありません。でも、声がかかったときは「評価してもらえた証拠」と前向きに受け止めてみる。女性は特に「私なんかに管理職が務まるのだろうか」という不安を持つ人も多いと思いますが、評価されたことを素直に受け止めて、重く捉えすぎずにチャレンジしてみても良いのではないかな、と思います。
管理職になることに不安を感じている方も多いのではないでしょうか?
はい、私も最初はそうでした。でも、管理職になることは「特別な人だけが選ばれる道」ではありません。
チームをまとめる力も、コミュニケーションも、経験の中で磨かれていくもの。大切なのは、自分の中に「人を動かす仕事をする」という意識を持つこと。
言葉で伝えるだけでなく、自分の背中で示すことで、メンバーは必ずついてきてくれます。完璧じゃなくていい。むしろ、できないことを隠さず共有しながら、一緒に成長していけるリーダーが理想だと思います。
次の世代を育てながら、長く働き続けられる環境へ
今後のキャリアについて、どのように考えていますか?
これからは次のリーダーを育てることに力を入れていきたいです。
それぞれのメンバーが自分のスタイルでリーダーシップを発揮し、課長等の管理職としてチームを導いていけるように育てていきたいなと思っています。
完璧であることよりも、コミュニケーションを取りながら話し合い、柔軟に対応できる力が大切。そうした人が増えていけば、会社全体がもっと強くなると思います。
進興メディカルサポートで働く魅力を教えてください。
時差出勤や時短勤務、産休・育休などの制度が整っていて、ライフステージが変わっても安心して働けます。産休後に復帰する女性社員も多く、女性管理職も多いです。柔軟な働き方ができるのは大きな魅力です。
これからも、「キャリアの幅を広げながら、自分らしく成長を続けること」を大切にしていきたいです。
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