特定保健指導も、クリニック運営も。どちらも“受診者様の健康”につながっている。

施設運営受託部 浜町公園クリニック 受付・事務Gp

分藤麻由子

PROFILE

管理栄養士。勤続10年(2025年10月時点)。中途採用で進興MSに入社。入社後、特定保健指導を担当。現在は係長として、特定保健指導だけでなく、健診結果に関わる業務やクリニック運営に関わる人事総務関連の業務など、幅広い業務に従事する。

進興メディカルサポート(以下、進興MS)で働いている方々は、自分の仕事について、または会社について、どのような印象を抱いているのでしょうか?この記事では、実際に働いている社員のみなさんにインタビューを実施。仕事や会社の魅力について探っていきます

今回は、施設運営受託部 浜町公園クリニック 受付・事務Gpの分藤 麻由子さんにインタビュー。管理栄養士として専門性も発揮しながら、クリニック運営に関わる業務やスタッフのサポートなど幅広い業務に携わる分藤さんに、入社の経緯や仕事のやりがい、会社の魅力などについてお聞きしました。

管理栄養士として、受診後の“健康づくり”を支える

現在はどのようなお仕事をされていますか?

健診クリニックで、特定保健指導と健診に係る事務を担当しています。

健診は「受けて終わり」ではなく、その後の生活習慣の改善をどう支えるかが大切です。食事や運動を少し見直すきっかけを一緒につくり、受診者様の方が前向きに行動を変えていけるよう寄り添うのが、管理栄養士としての役割だと思っています。

また、現在は係長として、事務長の補佐業務やクリニック運営にも関わっています。

受診結果の処理やスタッフのシフト管理、勤務カードの確認、各職種間の調整など、裏側の支えとなる業務も多いです。医師や看護師、事務スタッフなど様々な立場・部署の方々と関わる中で、クリニック全体がスムーズに動くように調整することも大切な仕事のひとつです。

保健指導だけでなく、健診の事務や運営にも関われるのは珍しく、最初は覚えることが多くて戸惑いましたが、「受診者様の健康を支える」という同じ目的のもとで働けることが、大きなやりがいになっています。

仕事のやりがいを感じるのはどんなときですか?

やはり、保健指導を通して「数値が改善しました」「前より意識が変わりました」といった声をいただけたときです。

健康診断で結果だけを見ても、自分で何をどう変えればいいのか分からない方は多いですが、一緒に話をすることで「やってみようかな」と前向きな表情に変わる瞬間があります。そのときに、「この仕事をしていてよかった」と感じます。

また、健診会場で直接お会いできることもあり、「この前の面談がきっかけで受診しました」と言っていただけたこともありました。自分の関わりが受診者様の行動につながることは、本当にうれしいです。生活習慣の改善はすぐに結果が出るものではありませんが、「受診者様の健康の一歩」を後押しできる仕事だと感じています。

最初は不安もあった。でも、周りがしっかり支えてくれた。

入社当初はどんな印象を持ちましたか?

最初は、想像以上に業務の幅が広くて驚きました。保健指導だけでなく、結果報告の処理や各職種との調整など、初めて経験することが多かったです。特に入社から3か月ほどは、システムの操作や流れを覚えるのに必死でしたね。

それでも、同僚とお互いに励まし合いながら乗り越えられました。先輩方も常に声をかけてくれて、「一人で抱え込まなくていいよ」と支えてくれました。半年ほど経つ頃にはようやく全体の流れが見えるようになり、「自分もチームの一員として動けている」と感じられるようになりました。

いまはOJTとして新人をサポートする立場でもありますね。

はい。自分が入社したときに先輩方に支えてもらったように、今度は私がその立場になりました。専門職としての知識だけでなく、クリニックの流れや他職種との連携など、実務的な部分も丁寧に伝えるようにしています。「どうしたら伝わるか」「相手のペースに合わせられているか」を意識しながら、一緒に成長していける関係を大切にしています。

相手の中に答えがあると思っているので、押しつけにならないよう「コーチング」のような関わり方を意識しています。「どのくらいならできそう?」「いつならできそう?」と問いかけながら、一歩を踏み出せるように寄り添う――それが自分らしいサポートの形だと感じています。

みんなで支え合いながら、安心して働ける職場。

職場の雰囲気について教えてください。

とてもアットホームで、年齢層も幅広く、みんな気さくに話せる雰囲気です。院長先生をはじめ、スタッフ全員が「困ったことがあったらいつでも相談してね」というスタンスでいてくださるので、安心して働くことができています。

忙しい時期でも、誰かが困っていたら自然に声をかけ合い、フォローに入るのが当たり前。そうした「助け合いの空気」が根付いているのが、この職場の一番の魅力だと思います。私自身も、業務で悩むことがあっても、人事の方や他拠点のスタッフにも気軽に相談できるので、一人で抱え込むことがありません。

また、他職種とのコミュニケーションも多く、看護師の方や医師の方と連携しながらクリニック全体を動かす調整役としての責任も感じています。「専門職の人たちと事務側の橋渡しをしてくれて助かる」と声をかけてもらうこともあり、そうした場面で、自分の存在がチームの中で役に立てていると感じます。

年齢や職種に関係なく、気づいたことを言い合えるフラットな職場だからこそ、お互いに支え合いながら成長できる――そんな温かさがあります。

チームの中ではどんなことを意識していますか?

年齢や職種の違いに関係なく、相手の立場や考えを尊重することを大切にしています。業務を円滑に進めるためには、自分の意見だけでなく、周囲の意見を聞きながら柔軟に対応する姿勢が欠かせません。自分一人では完結しない仕事だからこそ、相手の意図をくみ取りながら「今はこの方法が良いかもしれません」と提案するようにしています。チームワークを大切にしながら、全体の流れを見て動けるように意識しています。

コミュニケーションで心がけていることはありますか?

特定保健指導でも、チーム内の会話でも共通して意識しているのは、「相手の立場に合わせて伝える」ということです。伝え方ひとつで印象は変わるので、できるだけ柔らかく、前向きな言葉を選ぶようにしています。また、メールやチャットでのやりとりが多いので、相手に負担を感じさせないようなトーンにも気をつけています。小さな心配りの積み重ねが、受診者様との信頼関係にも、チームの働きやすさにもつながっていると感じています。

“また来たい”と思ってもらえるクリニックを目指して。

今後、挑戦したいことや目標はありますか?

受診者様の方に「またこのクリニックに来たい」と思ってもらえるように、一人ひとりに寄り添った対応を続けていきたいです。健康診断はどうしても緊張される方が多いので、少しでも安心できる雰囲気づくりや、温かい声かけを意識しています。

また、働く環境づくりの面でも、より相談しやすく、意見を言いやすい職場にしていきたいです。クリニックの全体運営に関わるようになってから、「チームが気持ちよく働けることが、受診者様への対応にもつながる」と感じるようになりました。今後は、そうした環境づくりにも積極的に関わっていきたいです。

最後に、これから入社される方へメッセージをお願いします。

進興メディカルサポートでは、管理栄養士として特定保健指導に携わるだけでなく、健診業務やクリニック運営など、幅広い経験を積むこともできます。専門職としての知識を活かしながら、チームの一員として全体を見渡す視点も養える環境です。

わからないことは周りの誰にでも相談できるので、未経験の方でも安心してチャレンジできます。「健康を支える仕事に携わりたい」という気持ちがある方なら、きっとやりがいを感じられると思います。

私自身、日々たくさんの人に支えられながら成長してきたので、今度は自分が、誰かの背中を押せる存在でありたいと思っています。